第3回感性認知ビジネス実践部会を開催
日 時:2006年 9月14日
18:00~21:00
出席者:部会員102名中30名
1.副部会長挨拶 田中愼一郎 副部会長
【7月15日に行われた長野県上田市の信州大学で長野県感性産業研究会での感想】
テーマは「新しいビジネススタイルの成功例:感性認知ビジネスの実例」。
講演には、部会員から3名が出席した。発表の後には、予想に反して多くの質疑応答があった。参加者からの感動の声、質問が多数寄せられた。
我々が実業の現場でやっていることは、学会にリンクしていると肌で感じた。
【日本感性工学会 総会に出席しての感想】
・学会長 長沢伸也先生(戦略デザイン研究所)から「これからのビジネスの大事な5つのエッセンス」は・・・
1. SENSE(五感)
2.FEEL(感情)
3.THINK(うんちく)
4.ACT(ライフスタイルの提案)
5.RELATE(顧客との関係性)
学術的知見と実際のビジネス現場とのパイプ役を、我々の感性認知ビジネス実践部会が担っていけるのではないかと実感した。
2.部会員より学会に出席しての感想
1)千葉 剛章氏
7月15日に行われた長野県上田市の信州大学で長野県感性産業研究会の感想。
実業現場での何が学会の研究ととつながるか?と疑問だったが、今までのニュースレターなどを発表。30分のプレゼンのあと、とても多くの質問が来て驚いた。
感性とは学ぶものではなく、今までやってきたものが感性だったのだと認識した。
その他、多数の感想の発表がありました。
3.部会長挨拶 小阪裕司 部会長
学会の研究⇔ビジネス界(産業界の人)との間でどう結びついていくか?
部会の活動としては、具体的なテーマを挙げて研究知見と実務を、どう結びつければ良いのか?を考えてみる。
《ジョイントセッション講演会における学生からの質問に関しての解説》
質問内容
①発表のどこが新しいのか?
②何もやっていなかったのをやったので成果が上がったのではないか?
解答内容
新しいのは、手法ではなく、人の感性と行動を軸にビジネスを見るフレームが画期的である。
質問者が言うとおり、今までやっていないことをやっただけのことだが、やっていない企業――このフレームで見てない企業がほとんど。だから、画期的な結果がでる。
人間の感性と行動を設計してデザインして動機付けること。これをやっている企業は、ほとんどない。だからこそ、今後の研究テーマをひねってビジネス界と結びつけることにより、また新たな研究・成果が期待できる。
5.閉会
ゲスト:名古屋工業大学大学院工学研究科 武田竜弥助教授(感性社会学研究部会)
議事録作成者 立川 亜美