第7回感性認知ビジネス実践部会を開催
第7回感性認知ビジネス実践部会
日 時:2007年 10月29日
16:00~18:00
出席者:部会員 92名中 15名
司会進行 田中副部会長
■1. 小阪部会長挨拶
当部会の方向性
・ 8月の大会では理論に基づいた発表が多い中、当部会は小阪部会長が理論の発表を、
4名の代表者がケーススタディー形式での発表をした。
・ 他の部会の先生からも評判が良く、非常に良いセッションだった。
・ 当部会の今後の方向性としては、今大会で行った部会メンバーのケーススタディー
形式での発表を振り返っても、他の部会にはないこのケーススタディー形式に取り
組んでいく事が有意義ではないか。
・ 他の分野の先生方にも当部会の実践発表は大変良い情報として活用してもらえるの
ではないか。
10月の総会報告
・ 理事 小阪部会長
・ 学会へ当部会から評議員を2名選出するようにとの依頼があった。
・ 小阪部会長からの推薦により田中副部会長と玉井氏に決まった。
札幌国際会議の報告
・ 400人以上の参加者もあり大成功だった。
・ 国際会議にふさわしく、感性研究の盛んなヨーロッパ、アジア各国の研究者、感性
関連研究学会の韓国、北欧、ドイツそれぞれの代表的人物が来日した。
■2. 2期目に突入した当部会の今後のあり方、方向性について
会計幹事 柴山氏より
・ 前回の総会で4名の発表による報告は良かった。しかし、その時にあがった会話の
内容はその先に進む事が無く、その時だけで終わってしまっている。
本来、日常のビジネスに学会の活動を活かしきるところまでではなく、活かしていく
途中のプロセスも、部会としては「進んだ」と評価したい。
・ 学会の活動を今後一方的に聞くだけではなく、自分のビジネスでの事例を感性工学的
な視点で積極的にアウトプットする機会を設けてもいいのではないか。
・ 部会でディスカッションするメリット
【1】一人の気づきを発表する事で参加者全員とシェアする事ができる。
【2】発表する人は更に高まっていく。
【3】学会に参加できなかった会員についてもアウトプット、気づきをメーリング
リストに投稿する事によって、同じような実践をしている人達と共感する事が
できる。またそれにより学会の活動がより活発になる。
【4】色々な研究の話をしたり耳にする事で自社のビジネスのヒントになる。
【5】計測的に取り組む事は、感覚的に理解していた事がより解りやすく証明され検証
しやすくシェアしやすい。
■3. ディスカッションタイム(NEW)
・ 田中、柴山、成田、岩上の4名が各自のビジネスでの取り組みを発表し、参加者全員
でディスカッションした。
■4. ディスカッションを通じて小阪部会長から
・ 各発表に対して当部会の学会研究のポイントや視点を解説
・ 当部会の「研究」としては、学会全体での研究成果を参考に「いかに自分のビジネス
に応用し、実践していくか」だけでなく、「この現象はなぜ起こるのか」というメカニ
ズムを解明し、議論していくスタンスが望ましい。
・ 今回のようなビジネスフィールドで行っていることを題材にした研究視点でのディス
カッションは、今後の部会研究活動への方向性が見えて良かった。
以上
(議事録作成者:岩上 巧)